ストーンヘンジ 1. 人類の出現と文明への歩み 先史の世界 最古の人類 初期農村から都市国家へ
ストーンヘンジ ©Credits/Source

ストーンヘンジ、エーヴベリーの巨石遺跡と関連する遺跡群


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ストーンヘンジ、エーヴベリーの巨石遺跡と関連する遺跡群

前2000年頃に建造された環状の列石。直径100mの円形に4〜5mのメンヒル(立石)が30個配置され、奥のヒールストーン、中央の祭壇石、環の開口部を直線で結ぶと夏至の日の出における太陽の位置になる。天文学に基づいた地域の祭祀場として機能していたと考えられている。似たような巨石遺跡はイギリスやフランスなど西ヨーロッパ一帯にみられる。

ストーンヘンジ、エーヴベリーの巨石遺跡と関連する遺跡群

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群
ストーンヘンジ ©Sara khan

前2000年頃に建造された環状の列石。直径100mの円形に4〜5mのメンヒル(立石)が30個配置され、奥のヒールストーン、中央の祭壇石、環の開口部を直線で結ぶと夏至の日の出における太陽の位置になる。天文学に基づいた地域の祭祀場として機能していたと考えられている。似たような巨石遺跡はイギリスやフランスなど西ヨーロッパ一帯にみられる。

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謎の多い先史時代の巨石群

イングランド南部のロンドンから、西へ200kmのソールズベリー平原に残るストーンヘンジと、そこから北へ約30kmに位置するエイヴベリーの巨石遺跡が、巨石文明時代の存在を証明する遺産として登録されている。

ストーンヘンジとは、巨石でつくられた環状列石(ストーン・サークル)で、ヘンジとはメンヒル(直立石)に横石を積んでつないだ構造物をさす。土塁や堀が残る直径約100mの台ちの上に、高さ4〜5mほどのメンヒル約30個が、直径約30mの大きさで円形に並べられている。この円の内側には、青みがかったブルー・ストーンと呼ばれる石で築かれたメンヒルが残り、中心には3つの石を門の形に組んだリリトン(三石塔)5組がU字形に配置されている。台地の北東の入り口に立つ玄武岩の巨石ヒール・ストーンと、ストーンヘンジの中心を結ぶ直線上に、夏至の日の朝日が昇るため、ストーンヘンジは、太陽崇拝の祭祀と天文観測を行う場であったと考えられている。

エイヴベリーは役1.3kmの外周に約100個のメンヒルが配置されてたヨーロッパ最大級の環状列石で、倒れたり土に埋もれたりしていた巨石が1930年代の発掘調査で復元された。

これらの巨石遺跡は、紀元前3100年から1100年ころに築かれたと考えられている。用いられた石は、ストーンヘンジから約40km離れたマールバラ丘陵や、約400km離れたウェールズの山脈から算出されており、どのように運び気づかれたのかははっきりしない。

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イギリス南部ウィルトシャー県の平原に残る巨石遺跡。直径30メートルの円周上にたつ30個の環状列石と、その周囲の大地に残る立石、堀、杭などから構成されている。紀元前2200年頃から紀元前1300年の900年にかけて5段階にわたって築造されたと言われている。

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ストーンヘンジ とは

ストーンヘンジの建造はB.C.2100年頃にはじまり、1600年を要した。 約386キロも離れたウェールズ地方のプリセリ山脈から火成岩のブルーストーンを切り出した。 4トンもの巨石をどのように運搬したかは不明。
かつてこの場所には二重の同心円状に巨石が並び立ち、入り口の延長線上から夏至の太陽が昇るよう設計されていた。 そのことから、ストーンヘンジは地域の人々の、季節の宗教行事の中心だったと思われる。
B.C.2000年頃には30キロ離れた場所から平均26トンもの砂岩の巨石を切り出し、柱と柱の上に石を渡した形状に配置した。 同様の遺跡は、ブリテン諸島では他に見つかっていない。
歴史や法や信仰について書き残してはいない。

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同義語
ストーンヘンジ
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