箸墓古墳 卑弥呼
箸墓古墳 墳丘長280mで出現期の前方後円墳としては最大の規模を持つ。倭迹迹日百襲姫命の墓と伝えられる。Source: Google Earth

箸墓古墳


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箸墓古墳

箸墓古墳はしはかこふんは、奈良県桜井市箸中にある前方後円墳。
実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により「大市墓おおいちのはか」として第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命の墓に治定されている。また周濠が国の史跡に指定されているほか、周濠の一部は「箸中大池」としてため池百選の1つに選定されている。

箸墓古墳

概要

纒向遺跡の箸中に所在する箸中古墳群の盟主的古墳であり、出現期古墳の中でも最古級と考えられている3世紀半ばすぎの大型の前方後円墳。
この古墳を、『志』倭人伝が伝える倭国の女王、「卑弥呼」の墓とする(一部の邪馬台国畿内説)説もある。以前は築造年代が3世紀末から4世紀初頭とされ、卑弥呼が死亡したとされる3世紀前半との時期にずれがあるため、その可能性は少ないといわれてきた。しかし、1980年代以降の考古学的年代決定論により箸墓古墳の築造年代も卑弥呼の没年(248年から遠くない頃)に近い3世紀の中頃から後半とする説もある。

現在は宮内庁により陵墓として管理されており、研究者や国民の墳丘への自由な立ち入りが禁止されている。倭迹迹日百襲姫命とは、『日本書紀』では崇神天皇の祖父孝元天皇の姉妹である。大市は古墳のある地名。『古事記』では、夜麻登登母母曾毘売(やまととももそびめ)命である。

古墳情報

墳丘全景 (右に前方部、左に後円部)
別名 箸中山古墳
所属 纒向古墳群
所在地 奈良県桜井市箸中
位置 北緯34度32分21.34秒, 東経135度50分28.42秒
形状 前方後円墳
規模 墳丘長278m, 高さ30m
築造年代 3世紀中頃
被葬者 (宮内庁治定)倭迹迹日百襲姫命(推定)卑弥呼
出土品 特殊器台形埴輪・壷形埴輪
指定文化財 宮内庁治定「大市墓」
国の史跡「箸墓古墳周濠」
特記事項 全国第11位/奈良県第3位の規模, 全国最古級の前方後円墳, 『日本書紀』崇神天皇紀に記述

参考 Source Wikipedia

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