豆粒文土器
豆粒文土器(佐世保市博物館島瀬美術センター)

泉福寺洞窟


泉福寺洞窟せんぷくじどうくつ
泉福寺洞窟遺跡は、佐世保市瀬戸越にある旧石器時代縄文時代弥生時代平安時代に至る複合岩陰遺跡であり、国の史跡である。日本最古(世界最古級の土器)の豆粒文土器とうりゅうもんどき(約12000年前)が細石器文化の遺物と共に発見された。

泉福寺洞窟遺跡

泉福寺洞穴遺跡

標高89メートルの砂岩の岩壁に4つの洞窟が開口しており、断続的に利用された住居跡。洞窟の開口部が南向きでそばに湧き水があり、住居として適していた。
大量の細石器や隆起線文土器、ブランク、スクレイパー、叩き石などとともに約12,000-13,000年前といわれる世界最古級の土器である豆粒文土器(とうりゅうもんどき)が発見されている。

豆粒文土器

豆粒文土器
豆粒文土器(佐世保市博物館島瀬美術センター)

粘土を摂氏500度程度で焼いた土器で、文様は粘土の長楕円形の粒を口縁部に等間隔に貼り付けられていることからこの名称がついた。器形は胴部がやや膨らみ、丸底に近い平底である。世界最古級の土器。

出土品保管先

佐世保市博物館島瀬美術センター

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