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マチュ・ピチュの都市遺跡 @Wikipedia

マチュ・ピチュ


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マチュ・ピチュ

ペルー南部のアンデス山地、標高2430mの尾根にある都市遺跡マチュ・ピチュ。それと周囲の広大な自然をあわせた両方が複合遺産として世界遺産「マチュ・ピチュの歴史保護区」に登録されている。
整備された水道・排水技術、斜面に広がる段段畑など、スペイン人の破壊が及んでいないこの地の、インカ帝国時代の高度な文明を物語っている。

マチュ・ピチュ

概要

マチュ・ピチュ
マチュ・ピチュの都市遺跡 Source: Wikipedia

マチュ・ピチュはケチュア語で「年老いた峰」を意味し、「年若い峰」を意味するワイナ・ピチュへと連なる尾根の部分に都市が建設された。
マチュ・ピチュ自体の標高は2,795mで2,667mのワイナ・ピチュよりも高いが、ワイナ・ピチュを仰ぐ尾根に建設された都市遺跡の標高はおよそ2,430mである。
建設された年代は石段の組み方などをもとに1450年ころと見積もられており、人が住んでいたのはそれからおよそ1世紀の間だったとされている。
文字の記録がないため、この都市の建設目的は諸説あるが、現在では、第9代皇帝パチャクテクの時代に離宮や宗教施設として建設されたと考えられている。
かつては人口1万人規模とするものもあったが、現在では否定されており、ペルー文化庁の専門家たちには、常住人口500人と見積もっている者たちもいる。

都市遺跡は北部(北西部)にはさまざまな建造物群が並び、南部(南東部)にはアンデネスとよばれる段々畑が築かれている。

マチュ・ピチュの歴史保護区 – Wikipediaより

アメリカの古代文明リストマップ

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