ティワナク
太陽の門 ©Public Domain

ティワナク


ティワナク
ボリビア東部、チチカカ湖の南16kmの高原に残る謎に包まれた都市遺跡。アンデス山脈以南の広大な地域を支配し、スペイン支配以前の帝国の紀元500~900年に最盛期を迎えた首都跡である。中心はティワナク文化特有の様式をもつ2つの巨大なピラミッド廃墟と、カラササヤの神殿複合建築。当時の姿を今に伝えるこの遺跡は、スペイン支配以前のアメリカ大陸のどの文化とも異なっており、文化的・政治的に重要な存在であったことを物語る。
ボリビアの世界遺産「ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地」に登録されている。

ティワナク

現在の遺跡の多くが1970年代に強引に復元されたものであり、本来の姿ではないことが確認されている。

遺跡の中心部の面積は4.2km2、遺跡中心部におけるかつての人口は10,500-50,000人と想定されている。また、近年の研究では面積は6km2と見積もられている。また、周囲には巨大な堀が巡り、建造物の集中する区域とその外部とを隔てていたといわれている。ティワナク遺跡は主に以下の構造物から成り立っている。

アカパナ

ピラミッド状建造物

カラササヤ

長方形をした遺跡の中心部分。中に「太陽の門」やいくつかの石像がある。無理な復元が施されている。

ティワナク
太陽の門 ©Public Domain

半地下式方形広場

顔が壁から突き出して並んでいる装飾がなされており、真ん中に石像が立つ

ティワナク
半地下式方形広場 Source: Wikipedia

プトゥニ

カラササヤの前にある半地下式広場を持つ住居址

カンタタリータ

アカパナのピラミッドの裏にある半地下式の広場を持つ建造物

ケリ・カラ

月の門

プマ・プンク

ピラミッド状建造物。遺跡中心部から外れたところにある

Wikipediaより

アメリカの古代文明リストマップ

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