ギルガメシュ
ドゥル・シャルキンのサルゴン2世宮殿に残されたライオンを捕獲したギルガメシュのレリーフ ルーブル美術館蔵

ギルガメシュ


ギルガメシュ (紀元前2600年頃?)
ノアの洪水伝説の原型もある、「ギルガメッシュ叙事詩」に語られる、古代メソポタミアシュメール王朝の王。ウルク第1王朝の伝説的な王・ルガルバンダを父に、女神リマト・ニンスンを母に持ち、シュメールの最高神(天空神)アヌ・主神(大気神)エンリル・水神エアから知恵を授かる。その体は3分の2が神、3分の1が人間という半神半人であった。

ギルガメシュ

ノアの洪水伝説の原型もある、「ギルガメッシュ叙事詩」に語られる、古代メソポタミア、シュメール王朝の王。ウルク第1王朝の伝説的な王・ルガルバンダを父に、女神リマト・ニンスンを母に持ち、シュメールの最高神(天空神)アヌ・主神(大気神)エンリル・水神エアから知恵を授かる。その体は3分の2が神、3分の1が人間という半神半人であった。

功績

古代メソポタミアの都市(または国家)キシュの包囲を撥ね退けた。
フンババ征伐、及びその際に杉をウルクに持ち帰った。
聖牛退治、賢人ウトナピシュティム(シュメール名:ジウスドラ)から不老不死についての知識を学ぶ。
ウルクの城壁建設。
イシュタル(シュメール名:イナンナ)の神殿群「エアンナ」の一部を築き捧げた。

キシュに戦勝したことでウルクに政治的地位を移したという伝承は後世の神話に色濃く残り、シュメールで覇権的地位を得た偉大な征服王であったかのような描写がある他、ウルクの城壁を建造したことは特に重要視され、物語中では既に「周壁持つウルク」と評されながら、バビロン第1王朝時代にも引き合いに出されている。

ギルガメシュ叙事詩

ギルガメシュ オリエントと地中海世界
『ギルガメシュ叙事詩』が書かれた粘土板(部分) 前7世紀,ニネヴェ出土
シュメール文学
古代メソポタミアの文学作品。実在していた可能性のある古代メソポタミアの伝説的な王・ギルガメシュをめぐる物語。
旧約聖書の『ノアの方舟』の原型にあたるウトナピシュティムの大洪水伝説を含んでいる。
粘土板に楔形文字で刻まれていた。
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