アメリカ=イギリス戦争 (英米戦争)( A.D.1812〜A.D.1814)
ヨーロッパ大陸でのナポレオン1世による一連の戦争中に勃発した、アメリカとイギリスの戦争。ナポレオンの大陸封鎖令に対抗するためイギリスがアメリカの通商を海上封鎖で妨害すると、合衆国内でイギリス領カナダへの領土拡張を掲げる強硬派が台頭して戦争となったが、ナポレオンの没落にともない両国は講和した。この戦争を機に、合衆国の工業化と保護貿易主義が開始された。
アメリカ=イギリス戦争
ヨーロッパ大陸でのナポレオンによる一連の戦争中に勃発した、アメリカとイギリスの戦争。ナポレオンの大陸封鎖令に対抗するためイギリスがアメリカの通商を海上封鎖で妨害すると、合衆国内でイギリス領カナダへの領土拡張を掲げる強硬派が台頭して戦争となったが、ナポレオンの没落にともない両国は講和した。この戦争を機に、合衆国の工業化と保護貿易主義が開始された。
戦争データ
年月日:1812年 6月18日〜1815年 2月18日 | |
場所:北アメリカ東部および中部、メキシコ湾岸、大西洋および太平洋 | |
結果: ナポレオンの没落にともない講和 ガン条約により元の状態に戻る |
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交戦勢力 | |
アメリカ合衆国 北東部森林地帯インディアン |
イギリス カナダ バミューダ諸島 北東部森林地帯インディアン、東部インディアン、南東部インディアン |
指導者 | |
ジェームズ=マディソン ヘンリー=ディアボーン ジャコブ・ブラウン ウィンフィールド=スコット アンドリュー=ジャクソン |
ジョージ=プレボスト アイザック=ブロック |
参考 Wikipedia
欧米における近代国民国家の発展
アメリカ合衆国の発展
民主主義の発展
19世紀初めイギリス本国がナポレオンとの戦争に突入すると、アメリカは中立を守って貿易上の利益をえた。これに対抗してイギリスとの戦争を主張し、1812年6月18日議会で宣戦布告が可決され、アメリカ=イギリス戦争(米英戦争または第2次独立戦争 1812〜14)が勃発した。
アメリカ側はワシントンが占領されるなど戦況は不利であったが、イギリスとの貿易が絶えることによってアメリカ合衆国の経済的自立が始まり、ニューイングランド地方を中心に木綿工業の進展がみられた。1814年ナポレオン戦争が終結し、戦争継続の意味がなくなったので、12月オランダのガンで平和条約が締結された(ガン条約)が、この連絡が伝わらなかった英・米両軍が1815年1月ニューオーリンズ郊外で衝突し、のちに大統領になるアンドリュー=ジャクソンが率いるアメリカ軍が勝利した。