ウルク
メソポタミア最古の都市国家 ウルク の遺跡

ウルク


ウルク(Uruk) 古代メソポタミアの都市、又はそこに起こった国家。古代メソポタミアの都市の中でも屈指の重要性を持つ都市。都市神はイナンナ。イラクという国名の由来ともいわれている。

ウルク

ウル(Ur)より上流部に位置するシュメール人の都市国家。ドイツ隊によって発掘された。最初の文字記録が発見されるなど、文明化 都市化を先導した。英雄ギルガメシュはウルクの王と伝承される。

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メソポタミア文明 最古の都市国家である ウルク

メソポタミア ウルク
メソポタミアの地図

B.C.3200年までに、現在のイラクのユーフラテス川沿いに成立した都市国家 ウルクは、メソポタミア最古の都市国家であり世界最古の統治体制だった。
都市国家 ウルク は全長約10キロのレンガ壁で囲った4平方キロ以上の土地に、用途別に住宅地域、宗教施設地域、商業地域を設けていた。
ウルクの白色神殿とジッグラトは世界最古の宗教儀式専用の建造物で、およそ1500人にのぼる労働者によって建造されたと見られている。
この日干しレンガ造りの神殿は約12メートルの高さにそびえ、モザイクや金、銀、銅の飾り板で彩られていた。こうした豊かさを誇示することで、壁の外の集落を威圧した。
さらに有力な王たちは富の力で軍勢を強化し、戦闘で他国を圧倒し、やあがてそれぞれの帝国を築くことになる。
トップ画像は現在 ウルク に残る遺跡の写真 。

シュメールの多くの都市国家はそれぞれ周囲の1000平方キロもの土地を支配していた。 ラガシュエリドゥ、キシュ、ニップル、ウルク、シッッパル、アカシャク、ウルなどの都市ははるか昔からその名を轟かせていた。

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出典: トップ画像 – Uruk Archaealogical site at Warka, Iraq MOD 45156521” by Photo: SAC Andy Holmes (RAF)/MOD. Licensed under OGL via Wikimedia Commons

サマーワ(サマワ)

世界最古の文明とされるシュメール時代のウルクがあった場所。現在は、イラク共和国ムサンナー県の都市。北緯31度18分・東経45度16分、首都バグダードの東南約280kmに位置し、人口はおよそ13万人である(30万人とする説もある)。人口40万~50万人ほどのムサンナー県の県都で、一帯はシーア派(十二イマーム派)の信徒が多い。

産業は農業が中心で、工業はセメント、岩塩、煉瓦などを生産しているが、失業率が高い。 バグダードとバスラから幹線道路が通じるほか、両都市との間に鉄道がある。

遺跡

ワルカ遺跡

旧約聖書にはエレクとして登場する。19世紀半ばに発見されて以来長期にわたって継続的に調査がされてきたが、地下水位の高さが問題となり最初期の層は本格的調査をされていない。神殿を取り囲む二つの居留区が次第に拡大していく様が確認されており、最も初期の楔形文字(古拙文字)もウルクから発見されている。

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