紫雲出山遺跡
紫雲出山遺跡の復元家屋 Source: 瀬戸内海歴史民俗資料館

紫雲出山遺跡


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紫雲出山遺跡 弥生時代中期後半
香川県三豊市詫間町 紫雲出山山頂にある、弥生時代中期後半の高地性集落遺跡。大きな341個の石鏃が見つかった。

紫雲出山遺跡

紫雲出山山頂には、約2000年前の弥生時代中期、当時の人々が集落を作った跡がある。
その時代にしては珍しい高地性集落の遺跡群は1947年、郷土史家の前田雄三氏により発見された。
その後、詫間町出身の田村実造京都大学教授の紹介により、小林行雄京都大学教授の監修を受けて発掘調査が進められ、「約2000年前に人々がすでにこの一帯で生活圏を築いていた」という事実が裏付けられた。
さらに1988(昭和63)年には、丹羽佑一香川大学教授の指導調査により、竪穴式住居と高床式倉庫の遺跡跡が発見された。
紫雲出山では、いろいろな生活用品・装飾品・食糧などの出土品の中でも矢の先や短剣に使われた石のやじりが多く見られることから、この地域が軍事的にも生活圏としても、地形上、重要な位置付けを果たしていたことが推測されている。
当時使用されていた土器や石器は「遺跡館」にて展示、発掘された当時の竪穴式住居と高床式倉庫は復元され、人形を使って弥生人の生活を再現している。遺跡館とともに公園としても整備され、自然美とともに古代ロマンを感じることができるオススメの場所だ。

参考 三豊市観光交流局 | 香川県三豊市の観光情報が満載

アクセス


香川県三豊市詫間町
0875-84-7896
紫雲出山遺跡館

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