トマノン
トマノン @Wikipedia

トマノン


トマノン
カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡」において、チャウ・サイ・テヴォーダと1対となるスーリヤヴァルマン2世(在位1113-1150年)の統治中に建てられたヒンドゥー教寺院のうちの1つである。
この小さいが洗練された寺院は、アンコール・トムの勝利の門からおよそ500メートル東、チャウ・サイ・テヴォーダのすぐ北に位置する。
寺院はシヴァおよびヴィシュヌに捧げられている。

トマノン

歴史

トマノンに見られるデヴァターの彫刻を研究する学者らは、トマノンは、アンコール・ワットの造営が始まった頃に構築されたと判断している。
しかし、建造された厳密な正確な年月についてはいくつかの相違がある。一部において、デヴァターとして知られている女神の特徴のある彫刻は、それらがジャヤーヴァルマン6世(1080-1113年)の統治中である11世紀末に建設されたことを示唆すると考えられている。
しかしながら、より多くの合意として、特にそれが1113-1150年にかけてのアンコール・ワットやベンメリアの頃の時代にスーリヤヴァルマン2世によって建てられたという学術研究がすでに知られる。

ヴィシュヌ派の崇拝は、カンボジアにおいてジャヤーヴァルマン2世とその息子ジャヤーヴァルマン3世により採択された。
これら2人の支配者のもと、シヴァ派の崇拝は、トマノン、ベンメリア、チャウ・サイ・テヴォーダ、バンテアイ・サムレ、アンコール・ワットなどの寺院においてヴィシュヌ崇拝に包含された。

トマノンは、タ・ケウに向かう道上の勝利の門より500メートル東、チャウ・サイ・テヴォーダのちょうど反対側に位置している。
1960年代に、寺院はフランス極東学院(仏: École française d’Extrême-Orient、EFEO)により大規模な修復を受けた。
フランス人考古学者ベルナール・フィリップ・グロリエが寺院を修復し、コンクリートの天井を加えた。

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アンコール遺跡リストマップ

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