イブン＝ハルドゥーン（ A.D.1332〜A.D.1406）
ハフス朝の首都チュニス生まれのアラブ最大の歴史哲学者・社会理論家。若い頃からイスラム諸学の勉学に励むかたわら、北アフリカやイベリア半島で諸スルタンに仕えた。43歳以降、世界史『考察の書』を執筆し、その「序説（歴史序説）」で都市と遊牧民との交渉を中心に、王朝興亡の歴史に法則性のあることを論じた。
イブン＝ハルドゥーン
壮大な文明論を展開
アラブの歴史家。若い頃からイスラム諸学の勉学に励むかたわら、北アフリカやイベリア半島の諸王朝に仕えた。43歳以降、執筆活動を第一とし『イバルの書』という世界史の大作を著す。晩年はマドラサ（高等教育機関）の教授、裁判官として活躍した。
歴史哲学の分野を切り開く
アラブ最大の歴史哲学者・社会理論家。早熟の天才で、波乱の半生を送る。43歳で隠棲。『歴史序説』を著し、国家の本質を論じた。
イスラーム世界の形成と発展
イスラーム世界の発展
学問の発達
北アフリカやイベリア半島で諸スルタンに仕えたイブン・ハルドゥーン（1332〜1406）は、その経験をいかして世界史『考察の書』を執筆し、その「序説（歴史序説）」で都市と遊牧民との交渉を中心に、王朝興亡の歴史に法則性のあることを論じた。
