大西洋革命

18世紀後半〜19世紀前半にかけて、大西洋周辺のヨーロッパ・北米大陸東岸・中南米諸地域などの地域でおこった一連の革命をさす。この一連の革命がおこった背景には、七年戦争とフレンチ=インディアン戦争によるイギリス・フランスなどの財政難といった経済的な要因や、人的な交流などによる思想や理念の伝播などがあり、それぞれの革命が連鎖反応のようにおこっていたとみることができる。

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大西洋革命

大西洋革命図
大西洋革命図 ©世界の歴史まっぷ

大西洋革命とは、18世紀後半〜19世紀前半にかけて、大西洋周辺のヨーロッパ・北米大陸東岸・中南米諸地域などの地域でおこった一連の革命をさす。この一連の革命がおこった背景には、七年戦争(1756〜63年)とフレンチ=インディアン戦争(1754〜63年)によるイギリス・フランスなどの財政難といった経済的な要因や、人的な交流などによる思想や理念の伝播などがあり、それぞれの革命が連鎖反応のようにおこっていたと見ることができる。参考:山川 詳説世界史図録

欧米における近代社会の成長

アメリカ革命フランス革命は、「市民革命」という概念でとらえられることが多い。これらの「市民革命」と同時期にイギリスで展開していた工業化の過程が「産業革命」と呼ばれる。この2つの革命は、19世紀前半大西洋をはさんでヨーロッパとアメリカ大陸の諸地域につぎつぎと波及し、歴史家によって「二重革命」や「大西洋革命」という言葉もつくられた。この2つの「革命」がもたらした市民社会の政治・社会・生活の基本形として、現代なお生命力をもっている。

欧米における近代社会の成長年表

関連事項
1700北方戦争(〜1721)
1701スペイン継承戦争(〜1713)
1707グレートブリテン王国成立
1714英、ハノーヴァー朝(〜1917)
1740普、フリードリヒ2世(プロイセン王)即位
オーストリア継承戦争(1748)
1756七年戦争(〜1763)
1763パリ条約
このころイギリスで産業革命始まる
1769英、ジェームズ・ワット、蒸気機関改良
1772第一回ポーランド分割
1773ボストン茶会事件
1775アメリカ独立戦争(〜1783)
1776アメリカ独立宣言発表
1783
パリ条約
1789フランス革命勃発、ワシントン、初代大統領就任
1792仏、第一共和制
1794テルミドール9日のクーデタ
1795第三回ポーランド分割
1799ブリュメール18日のクーデタ
1802アミアンの和約
1804ナポレオン、皇帝即位(第一帝政)
1812ナポレオンのロシア遠征
1814ナポレオン退位、ウィーン会議

アメリカ独立革命

革命としてのアメリカ独立

アメリカ革命は、1789年のフランス革命からラテンアメリカ諸国の独立を含め、1848年のヨーロッパの諸革命にいたる「ヨーロッパ革命」「大西洋革命」の長い革命の時代の幕開けであり、その一過程とみることもできる。アメリカ人の多数はヨーロッパ人の植民およびその子孫であり、アメリカはヨーロッパの出店であった。アメリカ革命とヨーロッパの諸革命との間には、革命の背景や展開においてよりその原理・目的・理念などで多くの類似点を見出すことができる。

ウィーン体制

ラテンアメリカの独立

18世紀末のいわゆる大西洋革命によって、ラテンアメリカにも人間の自由と平等の観念が普及し、ナポレオンによるスペイン=ブルボン家の打倒を機会に自律化が促進され、そして本国の圧政に対する不満もあって1810年代から本格的に独立運動が展開された。

最初に独立を達成したのはフランス領のハイチであった。フランス革命の理念に共鳴し、1791年独立運動を開始したハイチ住民は「黒いジャコバン」と呼ばれたトゥサン=ルヴェルチュール Toussaint L’Ouverture (1743〜1803)を指導者としてナポレオンの軍隊に抵抗し、1804年独立を勝ちとった。

ラテンアメリカの独立地図
ラテンアメリカの独立地図(19〜20世紀)©世界の歴史まっぷ

参考

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