ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 - ヘンリー四世
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ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー四世 登場人物とあらすじ

海外ドラマ

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ホロウ・クラウン/嘆きの王冠

ヘンリー四世

ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー四世
イギリスのBBCが、2012年のロンドンオリンピックに合わせて企画・制作した、シェイクスピアの史劇「リチャード二世」「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」を描いたテレビドラマの「ヘンリー四世」。
イギリスの中世に生きた国王それぞれの王の苦悩と戦いを描いたシェイクスピアの有名な史劇を、壮大な風景と歴史的な建造物を背景に忠実にドラマ化されている。
ウィリアム・シェイクスピアの史劇作品群に基づいき、シェイクスピアの名場面と力強い言葉の世界を堪能できるイギリスのテレビ映画シリーズである。
日本ではHuluによって初めて配信されるが、現時点で日本語に対応したDVDはまだ発売されていない。

ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 – ヘンリー四世

登場人物相関図

ホロウ・クラウン嘆きの王冠-ヘンリー四世
ホロウ・クラウン嘆きの王冠系図 ©世界の歴史まっぷ

時代背景

1387年: ヘンリー4世の最初の妻メアリー・ド・ブーン(第7代ヘレフォード伯ハンフリー・ド・ブーンの次女)との間にヘンリー5世誕生するが、夫の即位以前に出産時の事故で亡くなっており、王妃にはなっていない。
1399年: ヘンリー4世即位。
1400年: リチャード2世を支持していたウェールズの統治者・オワイン・グリンドゥールが率いるウェールズ人が、ヘンリー4世のウェールズ支配に対してグリンドゥールの反乱を起こす。
1405年: オワイン・グリンドゥールはエドムンド・モーティマーと初代ノーサンバランド伯ヘンリー・パーシーとの交渉により、自らの新しい地位を示した。3人はイングランドとウェールズをその3人で分割することに合意した。
1402年: ホームドンの丘の戦いは父の初代ノーサンバランド伯・ヘンリー・パーシーと共にホットスパーはスコットランド軍を撃破、ダグラス伯アーチボルドらを捕虜にしたが、ヘンリー4世がパーシー家を冷遇。
1403年: ダグラス伯や叔父のトマス・パーシーと共にウェールズで反乱を起こしたオウワイン・グリンダーと結託しヘンリー4世に反旗を翻す。
1403年: ヘンリー4世は、フランス北西部のブルターニュへの介入を狙い、ナバラ国王カルロス(シャルル)2世と王妃フアナ(ジャンヌ、フランス王ジャン2世の娘)の娘のジョーン・オブ・ナヴァールと再婚。しかし、ヘンリー4世の意図を見抜いたブルターニュ貴族オリヴィエ・ド・クリッソンの計らいでジャンヌと先夫との間の息子達(ジャン5世、アルテュールなど)はイングランドへ連れて行かれないようフランス王室へ預けられ、ヘンリー4世の目論見は頓挫。ジャンヌとヘンリー4世との間に子供はいない。
1406年: オワイン・グリンドゥールは議会とウェールズ教会を持つ独立したウェールズ人国家のビジョンを宣言する国家構想を発表。
1407年: ヘンリー4世の父・ジョン・オブ・ゴーントがキャサリン・スウィンフォードと3度目の結婚をする。生まれた4人の異母弟妹(ジョン、ヘンリー、トマス、ジョウン)たちが将来の王位継承の不安材料となるため、「キャサリンの子女の嫡出は認めるが、王位継承の権利は排除する」と改めた。
1413年: 史実では、ヘンリー4世はリトアニア遠征の時にかかった伝染性疾患のため、ウェストミンスター・アベイで死去。遺言によりカンタベリー大聖堂へ埋葬され、王太子がヘンリー5世として即位。

あらすじ

シーズン1,第4話

王位継承者であるハル王子 (トム・ヒドルストン) は、放蕩な老騎士フォルスタッフ (サイモン・ラッセル・ビール) などのごろつきたちとクイックリー女将 (ジュリー・ウォルターズ) の居酒屋で遊び回り、父王ヘンリー4世 (ジェレミー・アイアンズ) を悩ませていた。

イングランド王ヘンリー4世となったヘンリー・ボリングブルックだが、その地位は盤石とは言えなかった。リチャード2世を廃位させて王冠を得たことへの王自身の心の動揺を十字軍遠征で解決しようとしたが、スコットランドおよびウェールズ両国境での騒乱によってそれもできずにいた。罪の意識はさらに、ヘンリー4世が王位に就くのを助けたパーシー家のノーサンバランド伯ならびにウスター伯、先王リチャード2世から正当な王位後継者との宣言を受けたマーチ伯エドムンド・モーティマーを冷遇した。

さらにヘンリー4世を悩ませていたのが皇太子のハル王子(後のヘンリー五世)だった。ハル王子はごろつきどもと居酒屋などで遊び回っていた。ハルの一番の親友がサー・ジョン・フォルスタッフ(架空の人物)で、でぶで呑兵衛で、もう若くもないが、そのふてぶてしい生き様は、格式ばった王宮で生きてきたハル王子には魅力的だった。

シーズン1,第5話

ヘンリー4世の王位は盤石とは言えず、ハル王子のライバルであるホットスパーことヘンリー・パーシー (ジョー・アームストロング) が、父ノーサンバランド (アラン・アームストロング) と叔父のウスター (デヴィッド・ヘイマン) と共謀し、ついに王に対して反乱を起こす。

向こう見ずで勇敢なハリー・”ホットスパー”・パーシーは、父親のノーサンバランド伯、叔父のウスター伯、それにスコットランドのダグラス伯、モーティマー、ウェールズのグレンダワーと共謀して、ヘンリー4世に対して反乱を起こした。
ハル王子はヘンリー4世と、フォルスタッフも道中徴兵をしながら(しかし兵役逃れの賄賂で懐を肥やしながら)、戦場であるシュールーズベリーへ向かった。
その戦場でハル王子は同じ名前(ハリー)のホットスパーと一騎討ちの末、倒し(フォルスタッフはそれを自分の手柄に見せかけようとし)、戦いはヘンリー4世の勝利に終わった。

シーズン1,第6話

法院長 (ジェフリー・パーマー) は、心労で弱っていくヘンリー4世のために、ハル王子 (トム・ヒドルストン) からフォルスタッフ (サイモン・ラッセル・ビール) を引き離そうとする。さらに反乱軍は新たな攻撃の準備を進めていた。

シュルーズベリーの戦い(1403年)とホットスパーの死を知らされて反乱軍が動揺するが、反乱は続けることにする。
ロンドンに戻ったフォルスタッフは、居酒屋の女将クィックリー夫人や売春婦のドル・ティアシート相手に呑んで騒いでいる。第2の反乱が起きたので、徴兵しながら戦場に向かう。その途中、グロスタシャーで法学院時代の悪友だったシャロー判事と再会し、思い出話に花を咲かせる。

シーズン1,第7話

反乱軍は完全に制圧され、反乱はようやく終わる。ヘンリー4世はその知らせを受け安心するも、病に倒れてしまう。そしてハル王子と和解をし、安らかに死んでゆく。一方、ハル王子がヘンリー5世として王位についたと知ったフォルスタッフは、昇進を期待して喜び勇んで会いに行くが…。

ヨークシャーのゴールトリーの森にいた反乱軍のところに、ランカスター公ジョンから和議の申し入れがあり、反乱軍はそれに応じる。しかし、首謀者たちは捕まり、ようやく反乱は終わる。
戦いには勝ったものの、ヘンリー四世は病気で倒れてしまう。心配だったハル王子とも和解して、安からに死んでゆく。
フォルスタッフはハル王子が王を即位してヘンリー五世になったことを知り、報償を期待して、シャローを引き連れてロンドンに行く。しかし、生まれ変わったヘンリー五世はフォルスタッフを拒絶する。さらにフォルスタッフはこれまでの罪で監獄に連行される。

登場人物

ヘンリー4世 : ジェレミー・アイアンズ
ハル王子 : トム・ヒドルストン
フォルスタッフ : サイモン・ラッセル・ビール
クィックリー夫人 : ジュリー・ウォルターズ
ホットスパー : ジョー・アームストロング
ノーサンバランド伯 : アラン・アームストロング
ウスター伯 : デヴィッド・ヘイマン
ホットスパー夫人ケイト : ミシェル・ドッカリー

DVD

ホロウ・クラウン/嘆きの王冠

ヘンリー四世