ゲルマン人とスラヴ人の移動地図
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ゲルマン人とスラヴ人の移動地図

ゲルマン人とスラヴ人の移動地図
ゲルマン人とスラヴ人の移動地図 ©世界の歴史まっぷ

ゲルマン人の移動

4世紀から6世紀半ばまで、長期的にゲルマン人の移動が起こる。
背景: フン族(遊牧騎馬民族)がアジアから移動してきたため、それまで住んでいたゲルマン人は移動を余儀なくされる。
西ローマ帝国: 467年、ゲルマン人傭兵隊長のオドアケルが寝返り、西ローマ帝国は滅亡
東ローマ帝国: ゲルマン民族の移動の影響を受けなかった。

スラヴ人の移動

スラヴ人は、中欧・東欧に居住し、インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派に属する言語を話す諸民族集団である。ひとつの民族を指すのではなく、本来は言語学的な分類に過ぎない。
東スラヴ人(ウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人)・西スラヴ人(スロバキア人、チェコ人、ポーランド人)・南スラヴ人(クロアチア人、セルビア人、ブルガリア人など)に分けられる。言語の共通性は見られ、特に西スラヴと東スラヴは時により北スラヴと分類されることがある。

ゲルマン諸国家

西ゴート族

現在のブルガリアに定着し、378年にアドリアノープルで皇帝ウァレンスのローマ軍を破った。
アラリック1世のもとでバルカン半島各地を移動し、5世紀初めにイタリアに侵入してローマ市を荒らした。(410年)
アラリックの死後ガリア南部に入り、トロサ(トゥールーズ)を都に西ゴート王国を建設した。(418年)
1世紀ほどのち、クローヴィス率いるフランク族に敗れた(507年)ため、イベリア半島のトレドに遷都し、711年にイスラーム教徒のウマイヤ朝に滅ぼされるまでその地で存続した。

西ゴート族アラリック1世が登場する作品

東ゴート族

フン帝国の配下でパンノニアに移住したが、5世紀半ばのフンの瓦解とともに独立した。その後テオドリック(東ゴート王)の指導によりイタリアに侵入し、オドアケルを倒してラヴェンナを首都とする東ゴート王国を建設した。テオドリック時代の東ゴートは、ローマの制度や文化を尊重し、ゲルマン諸国家中最大の繁栄を誇ったが、王の死後東ローマ帝国ユスティニアヌス朝第2代皇帝ユスティニアヌス1世により滅ぼされた。

ヴァンダル人

5世紀初め、ガリアを横断しイベリア半島に定着した。そして西ゴート人の圧迫を受けると、ガイセリック王のもとで北アフリカに渡り、カルタゴの故地にヴァンダル王国を建設した。(429年 – 534年)
一時地中海諸島を領有したが、ローマ系先住民を軍事的に抑圧して反発を招き、東ゴートと同じく東ローマ帝国のユスティニアヌス1世により征服された。

ブルグント人

5世紀初めライン中流域に建国したが、フン族に破れたため南下し、ガリア東南部ローヌ川流域のサヴォイ地方にブルグント王国を建設した。(443年 – 534年)
1世紀ほどのちフランク人に滅ぼされるが、その名はブルゴーニュ(古いブルグント領の拡大した地域)という地名に残された。

フランク人

サリー・リブアリー・上フランクの3つの勢力からなり、ライン下流域に居住していた。その後、ガリア北部に移動し、5世紀になると多数の小国家をつくった。
これらを統一し、フランク王国を建設したのがサリー人のメロヴィング家からでたクロヴィス1世である。
他のゲルマン諸国が短命に終わる中で、フランク王国は9世紀まで存続し、西ヨーロッパ世界の形成に大きな役割を果たした。

アングル人・サクソン人・ジュート人

ユトランド半島から北ドイツのエルベ川下流域に住んでいた。5世紀中頃海を渡ってブリタニア南部(イングランド)に侵入し、先住のケルト人を征服して20ばかりの小国家群を形成した。それらは6世紀末ころまでにイースト=アングリア・ノーサンブリア・マーシア・ウェセックス・サセックス・ウェセックス・ケントの七王国(ヘプターキー)に統合された。

ランゴバルド人

ライン・エルベ両河の間に定住していたが、ほかより遅れて6世紀半ばすぎに移動を始めた。アルボイン(アルボイーノ)王のもとで東ゴート滅亡後の北イタリアに入り、パヴィアを都にランゴバルド王国を建設した。8世紀後半にはフランク王国と激しく争い、カール大帝により滅ぼされた。その後も北イタリアの地はロンバルディアと呼ばれて現在に至る。

参考

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